私の自宅の庭は日照条件が良いとはとても言えません。
周囲を背の高い住宅に囲われている他、
唯一の日照の入口でもある真上をベランダの床が完全に覆う形となってしまっていて、
どんなに陽が高くとも庭の地面に陽が射すのは朝と夕方のほんの一瞬のみ。
これでは充実したガーデニングが出来る訳もありません。
ですがものは考えようで、私が目を付けたのは庭を完全に覆い隠しているベランダ。
幸いな事にベランダ自体大変スペースが広く、
どんなに洗濯物が増えてもそれらが占拠するのはせいぜい半分程度の面積と、
ベランダガーデニングを嗜むには丁度良い条件だったのです。
私がそこで楽しんでいるジャンルは
ベランダの構造を活かすというよりかは純粋な鉢花栽培。
庭らしい環境作りというよりはむしろ、
思い切り花の栽培に舵を切ったスタイルとなっています。
というのも、私は若い頃から洋ランやサボテンといった特定のジャンルの花が好きで、
現在の住まいを構築する前から嗜んでいた経緯があったからです。
幸いな事に十分な日照が確保されているベランダの環境はこれらの鉢花の育成にもピッタリ。
最も重要な通風条件も文句は無く、特に暑い夏越しは楽で助かります。
ただ若干のネックとなっているのは湿度が不足しがちという点。
そこは積極的に打ち水をしたり、
水を張った容器を数か所置く等して対処しています。
好きな事をする上でも、何かしら乗り越えるべきハードルがあった方が面白く充実出来ますよね。